SVG

拡張性「SVG」はベクタ画像用に設計されたファイル形式です。 入稿できます。 対応カラーモードはRGBです。

SVG形式はInkscape(インクスケープ)の標準保存形式です。 ウェブ上でグラフィックを表現するための規格です。 異なるソフトウェアでパスデータを交換するために使用されることが多く、SVG形式そのものを利用することは稀です。 画面用に設計されていますが、ベクタ形式(パスデータ)のため劣化することなく印刷でも利用することができます。

SVG形式のファイルは、Inkscapeで開きPDFに書き出します。 この際の仕様につきましては、不問とさせていただきます。

フィルタ機能は環境に依存する可能性があります。 モニタと印刷で表現が異なっていても、不良とはみなしません。

Illustratorで作成したデータはSVGで保存してはいけません。

ソフトウェア

以下のソフトウェアで、SVG形式のファイルを保存できます。 対応状況はソフトウェア毎にご確認ください。

Canva

有料機能です。 未検証のため非推奨です。

Illustrator
× 不可

他ソフトウェアとのデータ交換のために使用されます。 視覚的なフィルタやアルファチャンネルは、欠落するか画像に変換されます。 表示されている通りの内容・大きさにならない可能性があります。 選択する必要性はありません。

絶対に使用しないでください。 予期しない変更が加わる恐れがあります。

LibreOffice Draw
✕ 不可

未検証です。

Scribus
× 不可

未検証のため入稿できません。

Inkscape
○ 可

編集データのままで入稿しないようにしてください。 入稿用にファイルをコピーまたは、名前を付けて保存してください。 アウトライン化・画像の埋め込み・レイヤー統合など、入稿用に調整を行う必要があります。 SVGには解像度の定義があります。古いバージョンの解像度は90dpi、現行は96dpiと異なるため、印刷サイズが変わるものがあります。 必ずドキュメント設定をご確認ください。

「プレーン SVG」・「最適化 SVG」は未検証です。 フォント化けの確認は行いません。 フィルタの効果・影響は不問となります。

入稿されたSVG形式のファイルは、当店のInkscapeで開きPDF形式に書き出します。 環境の違いで結果が変わる恐れもありますので、お手元でPDF形式に書き出す方が安全です。

フォントのアウトライン化を実行してください。


画像の埋め込みを実行してください。


最後に、ページサイズを変更します。 ページサイズが仕上サイズのままでは、塗り足しより外側は印刷範囲から除外されてしまいます。 校正の際に、塗り足し不備と判定されてしまいますので、トンボまで印刷するように設定を変更します。 「トンボ」レイヤのロックを解除して、トンボ全体を選択します。 「メニュー>ファイル」より「ドキュメントの設定」を選択します。 「ページサイズ>カスタムサイズ」より「ページサイズをコンテンツに合わせて変更>ページサイズを描画全体または選択オブジェクトにあわせる」を選択します。 トンボまでページサイズに含まれるように変更されていれば成功です。


これで入稿用の調整が完了しました。 入稿用に用意されたファイルであるか、編集データを上書きしないか確認して保存します。

問い合わせ

このページ内に掲載されているファイル形式の内容について理解を深められたい場合は、お問い合わせください。